パソコンが嫌いではなかったために、仕事や私生活でなぜかLinuxを触ることになったけど、何もわからない・誰も助けてくれない・何から勉強したら良いかわからない という人向けの記事です。
前提
まず、誰も助けてくれない環境は至るところに存在します。人手不足なら尚更。仕事はお金が発生するので、プロとして努力するのも当然のこと。
しかし、つらいものはつらい。よくわかります。すぐに「仕事だから当然」と思える人は立派です。
なんだか理不尽な気がするけど責任感が強いとか悔しいとかで「やりたい」「知りたい」と思うなら、この記事を参考にしてちょっとだけ頑張ってみてください。その努力はいつか自分を助けます。
入門書を読もう
アフィリエイトか?と思われるかもしれませんがそうではなく、私が実際最初に読んだ書籍です。
新しいLinuxの教科書 第2版 [単行本] (ヨドバシカメラの商品ページにリンクしています)
上記は第2版ですが、私が読んだのは初版でした。この本を読むことで以下のようなことがわかります。
・Linuxって何
・Linuxコマンドの練習環境の用意
・Linuxコマンドの基本的な使い方
手を動かしながら読めばコマンドでどのようなことができるのかわかってきます。基本的な使い方や操作をこの本で学び、必要なコマンドを調べたり実際に作業したりすることで理解が進んでいくはずです。もっと一気に知識を深めたいという方には資格取得がおすすめです。
資格を取ろう
おすすめの資格はLPICやLinuCです。どちらもLinuxの知識や技術を証明するために有用な資格です。運営団体の違いにより試験内容に若干差異が出てきているようです。
参考:https://qiita.com/picato1123/items/b3a335e9d91ff2ef9227
私は資格受験を決めた際に所属していた会社がLPICを推奨していたのでLPICを受験しました。資格取得という目標を設定して参考書を読み込み問題を解いていくことで、さらにLinuxに対する理解が深まっていくはずです。
LPICやLinuCはLinuxに関する資格ですが、他にもIPA試験である「基本情報技術者」や「応用情報技術者」といった資格の勉強をすると広くITに関する用語を知ることができます。全部すぐに理解できなくても、用語を知っていると業務中に頭の中で「これはこういうことだったのか」と結びついたり、調べ方(どんな単語で検索するべきか)がわかったり、それにより対応が速くなったりします。
困ったらmanコマンド
上記のような勉強を重ねても、実際にLinuxのCLIを操作していて「このコマンドのオプション何だっけ」「引数何だっけ」とか迷うことや不安になることがあれば、どんどんmanコマンドを実行してください。コマンドのマニュアルを表示します。
$ man ls
上記の例はlsコマンドのマニュアルを表示します。
まとめ
超初心者がLinuxに慣れるための手掛かりとして「入門書を読む」「資格を取る」「manコマンドを実行する」という内容を書きました。これらはすべて私がやってよかったと思うことですし、資格の勉強は今も続けています。manコマンドでコマンドの詳細を確認してからさらに調べることもあります。
今は動画とかもっと良い勉強方法があるかもしれませんが、実体験として参考になれば幸いです。
その先はあなたの知的好奇心が赴くままに、ITを楽しんでほしいなと思います。